「少太陽」は、藤本と安孫子が高校時代に作った肉筆回覧誌。
一覧
号# |
年 |
月 |
日 |
曜日 |
号表示1 |
号表示2 |
表紙 |
頁数 |
1 |
1950 |
4 |
3 |
月 |
四月号 |
創刊特大号 |
四月の微笑 |
174 |
2 |
1950 |
5 |
1 |
月 |
五月号 |
子供の日お祝い号 |
(草上で学帽姿の少年がスケッチ) |
74 |
3 |
1950 |
6 |
? |
|
六月号 |
六月特大号 |
(薪を背負った少年) |
? |
4 |
1951 |
1 |
21 |
日 |
|
新年特大号 |
日本の春(竹馬少年) |
108 |
5 |
1951 |
4 |
1 |
日 |
第六号 |
一周年記念号 |
僕の愛犬 |
?(115以上) |
概要
執筆期間は高校1年3月中旬から高校2年3月(1年強)。
当時の月刊少年誌を模した作りになっており、漫画、絵物語、懸賞など、多種多様な作風の作品や記事をほぼ2人だけで執筆した。
近所の子供達等に回し読みしてもらい好評を得た。
メモ
- 当サイトでは「1号」〜「5号」と表記する。
- 2号と4号は「まんだらけ」の目録にて全頁復刻された(毎号数頁ずつの連載復刻)。原寸大の美麗印刷で掲載され、ページを切り取って本物そっくりに自分で製本できる趣向で、大の藤子ファンの多くが所有している。この2冊はテレビ番組の「なんでも鑑定団」に藤本が出演した際に1200万円の値がついた。
- 1,3,5号の復刻も待たれる。2号と4号は生前は藤本が所有しており死去後は藤子プロが管理しているので、1,3,5号は生前は安孫子所有で、現在は藤子スタジオが管理していると思われる。
- 5冊の現存が確認されているが、6冊以上あるのかどうかは不明。藤本死去時の徹子の部屋では安孫子が「6冊くらい作って3冊ずつ持っている」と語っている(RINGを入れた冊数説。少太陽の5冊目が第六号なので勘違いしている説。少太陽は6冊ある説)。
- 1951年4月発行号は5冊目なのに「第六号」と記載されている理由は不明(4号の次号予告に「次号は一周年記念号」という内容があるので5冊目なことは濃厚)。「RINGからの通巻」との記載がNU58p109にあるが、「RINGは2号で廃刊」と藤本が徹子の部屋で発言していることや、少太陽創刊号の『宇宙征服団』の扉に「第3回」と記載されていることと矛盾する。
- 藤本と安孫子本人のペンタッチが存分に味わえるのが魅力。
- 実際の雑誌に投稿したものの採用されなかった漫画作品も掲載された。